桜切るバカ
おはようございます。花山稲荷の神主です。
最近、綺麗な言葉使ってないなあ・・・。
今日は花が咲いたわけではありませんが、花に関係する事、という訳で「花暦」のカテゴリーのこと。
花山稲荷の御本社の石段前に一本の枝垂桜があります。春は及ばずながらも一重の可憐な花をたわわに咲かせ、通る人の目を和ませます。
花の季節が終わり、ぽかぽか春の陽気のなか身を任せ、そして梅雨の時期にはいっぱいの水分を根に貯えながら夏を迎えます。夏には根っこと葉とがフル活動し、養分を目一杯蓄え、次の春の準備をします。表向きは目には見えませんが、花を咲かせる準備をしているんですね。
しかし、以前から気になっていましたが、この枝垂桜、しなやかに垂れる枝が邪魔だという意見があって、毎年誰かが枝先を「剪定」してしまって「しなやか」とは程遠く、心なしかゴツゴツした枝ぶりになってしまっています。今年も8月の初旬から中旬にかけてほんの一部分ですが誰かが枝を切ってしまっていました・・・。
桜の枝の少しくらい・・・とお思いかも知れませんが、人間に例えるなら枝は髪の毛や指、腕に相当するものです。邪魔だから切ってしまうのは如何にも現代の人間らしいですね。せめて神社境内にある桜のうち、この桜だけでも伸びやかにしてやりたかった。とても残念でなりません。
最近、綺麗な言葉使ってないなあ・・・。
今日は花が咲いたわけではありませんが、花に関係する事、という訳で「花暦」のカテゴリーのこと。
花山稲荷の御本社の石段前に一本の枝垂桜があります。春は及ばずながらも一重の可憐な花をたわわに咲かせ、通る人の目を和ませます。
花の季節が終わり、ぽかぽか春の陽気のなか身を任せ、そして梅雨の時期にはいっぱいの水分を根に貯えながら夏を迎えます。夏には根っこと葉とがフル活動し、養分を目一杯蓄え、次の春の準備をします。表向きは目には見えませんが、花を咲かせる準備をしているんですね。
しかし、以前から気になっていましたが、この枝垂桜、しなやかに垂れる枝が邪魔だという意見があって、毎年誰かが枝先を「剪定」してしまって「しなやか」とは程遠く、心なしかゴツゴツした枝ぶりになってしまっています。今年も8月の初旬から中旬にかけてほんの一部分ですが誰かが枝を切ってしまっていました・・・。
桜の枝の少しくらい・・・とお思いかも知れませんが、人間に例えるなら枝は髪の毛や指、腕に相当するものです。邪魔だから切ってしまうのは如何にも現代の人間らしいですね。せめて神社境内にある桜のうち、この桜だけでも伸びやかにしてやりたかった。とても残念でなりません。
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| 花暦 | 08:09 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑